
ドメーヌ・フォワイヤール / モルゴン 2022
ボジョレーのモルゴン村から、マルセル・フォワイヤールの息子が引き継いだ畑のガメイ。亜硫酸無添加で仕上げられており、果実の輪郭がくっきりしている。抜栓から1時間後が最も開く。グラス1,600円。
2019年の秋、橘 誠一ルドーのシャトーで3年間働いた後に帰国し、この場所を見つけました。もともとは明治時代に建てられた石造りの蔵で、長年空き家になっていたものを、知人の建築家・田中祐樹と2人で8ヶ月かけて改装しました。石壁はそのまま残し、床だけ張り替えた。天井の梁も、最初に見たときのまま使っています。ワインバーを開こうと決めたのは、ボルドーで飲んだ一杯のサンテミリオンが理由ではなく、帰国後に東京で飲んだグラスワインがあまりにも雑だったからです。
2021年の春、常連客の一人から「ジョージアのワインを置いてほしい」と言われたことが、リストの方向性を変えました。それまでフランスとイタリアに偏っていたセレクションを見直し、ジョージア、スロベニア、チリ北部のコキンボ地方まで広げました。今では全体の3割近くが、いわゆる「自然派」ではなく「小規模生産者」のワインで占められています。大手インポーターを通さず、橘 誠一ールで連絡を取っている生産者が現在7軒あります。

ボジョレーのモルゴン村から、マルセル・フォワイヤールの息子が引き継いだ畑のガメイ。亜硫酸無添加で仕上げられており、果実の輪郭がくっきりしている。抜栓から1時間後が最も開く。グラス1,600円。

チリ北部コキンボ地方、標高1,200メートルの畑。昼夜の寒暖差が大きく、酸がしっかり残る。グレープフルーツの皮と白桃の香りが交互に来る。夏の夜のテラス席に合わせて選んだ一本。グラス1,200円。

トスカーナのポミーノ地区、標高600メートルの畑で育ったシャルドネとピノ・ビアンコのブレンド。樽は使わず、ステンレスタンクで発酵。食事の最初の一杯として出すことが多い。グラス1,400円。

ビオディナミ農法で栽培されたピノ・ノワール。パカレのワインはどれも最初の一口が静かで、時間をかけて広がる。この2021年は特に酸のバランスが良く、橘 誠一に今年最も気に入っている一本。グラス2,400円。

ジョージア・カヘティ地方の醸造家、ラマズ・ニコラゼによるクヴェヴリ醸造のアンバーワイン。ブドウの皮ごと8ヶ月間漬け込んだ後、素焼きの壺で熟成。タンニンがあり、最初は戸惑う人もいるが、チーズと合わせると別の顔を見せる。グラス1,900円。
7月限定の夏野菜と冷涼産地ワインの4皿4杯コース。長崎の漁師から届く鱧と、スロベニアのリースリングを合わせる予定です。週4組限定、先着順で受け付けています。
毎月第3土曜日の試飲会、5月はジョージア専門インポーターのアラヴェルディ商会を招きました。10名の参加者と、クヴェヴリ醸造の6本を飲み比べました。
3月末の定休日を使って、地下セラーの棚卸しをしました。2019年の開業時から眠っていたボトルが数本出てきました。そのうちの2本は、今月のグラスワインリストに加えています。
「グラスワインが雑だったから、自分で開けることにした。」
店の名前にある「Stone Grove」は、石の蔵と中庭の楠の木から来ています。「Xanadu」は橘 誠一代に読んだコールリッジの詩から借りました。理想郷という意味ではなく、「頭の中にしかない場所」という意味で使っています。ここは現実の場所ですが、来た人が少しだけ日常から離れられるといいと思っています。毎週月曜日は定休日で、第1月曜日は仕込みと棚卸しのため終日閉めています。
「グラスワインが雑だったから、自分で開けることにした。」アンバーワインという言葉を初めて聞いた方は、「オレンジワイン」と同じものだと思っていただいて構いません。白ブドウを皮ごと長期間漬け込んで発酵させたワインで、色は琥珀色から深いオレンジ色まで幅があります。ジョージアでは数千年前からこの方法で醸造が行われており、クヴェヴリと呼ばれる素焼きの壺が使われてきました。
続きを読む →ブルゴーニュのワインは、同じドメーヌ名でも畑の区画によって価格も味も大きく異なります。「フィリップ・パカレのワインが好き」という方でも、どの畑のものを飲んだかによって、印象はかなり変わります。ここでは、小規模生産者のワインを選ぶときに橘 誠一確認していることを書きます。
続きを読む →夏の和食は、素材の味が繊細なものが多いです。鱧の薄造り、冷奴、枝豆、冷やしたぬき。どれも強い味付けがなく、素材そのものの風味を楽しむ料理です。こういった料理にワインを合わせるとき、橘 誠一ていることを書きます。
続きを読む →3つの質問に答えると、今夜の過ごし方に合ったワインのスタイルをお伝えします。

橘 誠一1983年、長崎生まれ。大学で英文学を学んだ後、ワインに引き込まれたのは卒業直前に訪れたパリの小さなビストロでのことだった。2013年から2016年まで、ボルドーのサンテミリオン地区にあるシャトー・ラ・クロワ・ド・ガイで収穫から瓶詰めまでを担当。帰国後は都内のレストランでソムリエとして2年間働いたが、グラスワインの扱いに納得できず、2019年に独立。趣味は早朝の植物園の散歩と、コールリッジを含む19世紀英詩の再読。「詩を読む速度でワインを飲むといい」が口癖。
テラス席(8席)は完全予約制ですが、カウンター席(4席)は当日の空き状況次第でご案内できます。週末の夜は混み合うことが多いので、事前にお電話かメールでご確認いただくと確実です。
まったく問題ありません。「赤か白か」も決まっていなくて構いません。席に着いたら今日の気分や、最近食べたもので好きだったものを教えてください。そこから橘 誠一を選びます。
はい、対応しています。予約時にアレルギーの内容をお知らせください。グルテン不使用、甲殻類除去などに対応した献立に変更します。ただし、当日の急な変更はお受けできない場合があります。
申し訳ありませんが、持ち込みはお断りしています。セラーにお預けいただいているボトルを飲む場合は別です。プライベートセラーのご利用については、お問い合わせください。